タイの通貨「バーツ」が急上昇
今月に入ってバーツは再び上昇基調を強め、10年ぶりの高水準に達しています。
急激な通貨高に見舞われているタイでは昨年12月、中央銀行が資本流入の規制策を発表しています。
バーツ買いの圧力を軽減するために、輸出業者が外貨を保有できる期間と、個人が保有できる外貨の上限額をともに緩和するなど、7項目の見直しを求めました。
タイの商工会議所、工業連盟、銀行協会は19日までに、連名で要望書を提出しました。
今月に入って約5000人を雇用する衣料品の輸出会社が一時閉鎖に追い込まれるなど、バーツ高に伴う影響が広がっています。 株式市場への資金流入に伴って、バーツは1ドル=35バーツ前後から33バーツ台に上昇。 商工会議所などが提出しました外貨保有の規制緩和案などが有力といわれています。 タイの通貨「バーツ」が今月に入って急上昇しています。タイ政府と中央銀行は19日、通貨高抑制のための新たな政策の検討に入りました。 |
安定成長のために対策を講じるべき経済の問題点として、「国際収支の不均衡、食品の値上がり、省エネや有害排出物の削減」をあげました。
7月から輸出促進策としてとってきました輸出還付税の廃止や削減も実施しました。
中国政府は小刻みな利上げや中央銀行の手形発行による資金吸収など金融引き締め策を取っています。
過剰な資金の背景には、貿易黒字や人民元の値上がりを抑えるための当局による「ドル買い元売り」介入があります。 また、伝染病をきっかけとしましたブタ肉の値上がりなどで食品物価が同比7.6%上がりましたことから、消費者物価全体でも同比3.2%上昇し、市民から不満も出始めました。 市場にだぶつく資金は、株から不動産に向かい、住宅価格を押し上げています。 |
市場関係者の間では「高水準での取引への警戒感や、景気の先行きへの不安感が一部にあります」との見方も出ています。
19日のニューヨーク株式市場は、大企業で構成するダウ工業株平均の終値が前日終値比82.19ドル高の1万4000.41ドルと大幅に上昇。
最近は100ドル幅の大幅上昇または大幅下落の日が増え、値動きに不安定さが増しています。 米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が同日、インフレの再燃や、住宅市場低迷の影響が広がるリスクを注視する姿勢を示しています。米景気の先行き懸念がやや強まりました。
ただ、ダウ平均は前日18日には一時、約150ドル幅の急落をしたばかり。 同月25日に初の1万3000ドルを突破してから3カ月弱で次の大台超えとなり、急ピッチの上昇ぶりです。 ダウ平均は今年2月末の世界同時株安後、4月から上昇基調が続いています。 一時は1万4015.85ドルまで上げましたが、17日につけました取引時間中の史上最高値には届きませんでした。 発表が本格化している米企業の4〜6月期決算発表で好業績が相次ぎましたことから、投資家の間に買い安心感が広がり、幅広い銘柄が買われました。 終値で史上初めて1万4000ドル台を突破しました。
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